電子ペーパーデバイスの話も

上のものを書いたあと、「そういやkindleもあったなー」と思って、電子ペーパー系のデバイスの話をすこし調べてみたのですが、電子ペーパーまわりの技術がかなり進歩してて驚きました。
今のkindleSony Readerの解像度は6インチで800*600とちょっと物足りない感じです。結構長いことこのスペックで停滞しているような気がしていたので、技術的な困難があるのかなーと思っていましたが、
http://www.epson.jp/osirase/2011/110517_2.htm
こんな発表が昨年時点で存在していました(全く知らなった)。


もっと驚いたのが、カラー表示の電子ペーパーが既に製品化されて流通していたことです。
電子ペーパー=モノクロ(電気泳動式でページ切り替えが遅い)みたいなイメージがありましたが、これは結構時代遅れ感があったようです。
ちょっと調べただけでも複数の方式でカラー表示の電子ペーパーは既に実現されているようで、中でもMEMSとか言うものを採用したカラー電子ペーパーの製品は、昨年に韓国で発売までされているっぽいです。
韓国の教保文庫、注目の新ディスプレイ「Mirasol」採用の電子書籍端末を発売 - ITmedia eBook USER
これのすごいところはカラー表示ができるというのは確かにそうなのですが、なにより表示切り替えがかなり高速に出来る(動画も表示可能なレベル)らしいというところですね。



動画を見ると比較対象として電子ペーパーよりもまず液晶が浮かぶ程度にはまともに動いているように見えます。普通にすごい!

しかもこれ、5.7インチで1024*768(iPad2と同じ解像度)が出ているというのでさらに驚きです。日本で売ってほしい!


こういった技術の進歩を見ると、電気泳動式の電子ペーパーは(高精細なものができたというニュースもあったものの)オワコンと化すか、いまよりもさらにどんどん低コスト化していくしかないんじゃないかなーみたいな気持ちがしてきました。



日本でもmirasolが載ったデバイス買えないかなー結構欲しい